体験する   自然や自然を活かした施設を肌で感じてみよう。
しろくぼ  の  おちゃこう
白久保のお茶講
白久保のお茶講  97年2月24日にお茶講が行われました。今年は,サカサッパナ(全問はずれ)1名や ハナカツギ(全問あたり)が4名出ました(24人中)。これらの人数が多いほど豊作になる, といわれ今年の実りに期待が持てます。

問い合わせ先

中之条町教育委員会生涯学習課
  0279-76-3111     FAX 0279-76-3112

  講事務局 
〒377-0432
中之条町大字五反田3529  (有)町田工業  町田 茂方
費用 30人まで30,000円 31人以上 1につき1,000円追加。  


《白久保のお茶講の由来》
<中之条町誌・第一巻から>
 白久保の集落は,江戸時代前期頃に開かれた新田集落(元禄期の絵地図に数個の表示がある) とみられ,山田氏一族が市城村から移り住んだと伝えられる。(山田氏は中世・岩井堂城主につな がる,源氏吾妻氏のゆかりの一族と伝えると思える)  保元2年(1170)新田荘は花山院藤原忠雅に寄進され,この縁故によるものか,南北朝時代末期 <元中元年(1384)>花山院師重は,征夷大将軍尹良親王(宗良親王第2王子)を奉じて上野国寺 尾城に下り,師重は吾妻郡青山郷に居住して青山氏を名乗る。このようなことから,花山院青山師 重らが”都の風として闘茶を伝え”青山,市城で闘茶会を開き,従った村上,山田らの地待達が茶 の遊びを覚えて伝えたものが,山田氏と共に白久保へ伝わったものと考えられる。
《お茶づくりと講》
<お茶づくりと調合>
 チンピ(ミカンの皮),甘茶,渋茶の三種を別々に茶臼で挽き,篩(ふるい)でふるったものを (モト)調合割合により,全部で12包つくる。(天神の茶1,見本茶4,本茶7)
<講の進行と結果>
 天神の茶(客の茶と同じもの,見本茶を試飲後,順序不同の本茶7包を飲み,種類を当て競う。 結果は,1回ごとに銘柄を記録。全部終了後正解者だけが飴(昔は何を分け与えたか不明)を分けて 貰う。
 記録は「お茶講連名帳に」記載して永年保存される。正解数にそれぞれ呼び名があり,全問正解 (ハナカツギ),全問不正解(サカサッパナ)の多い年は豊作になると言い伝えがある。



(注意)中之条に行ってんべえは,個人で運営されています。公的なものではありません。
produced by Kogure Hiroshi